社長の思い

『人生は微分と積分だ !?』 ― 人は誰も自分の幸せを願って生きている! 豊かで幸せな人生を求めて!! ―

 人は誰も自分の幸せを願い、それを探し求めて生きているのではないでしょうか。しかし幸せの形は人それぞれ違います。幸せとは何か! 探し求めている価値は何か?達成したい目標や姿を明確に描いている方もいると思いますが、多くの人はただ漠然と、こんな人になりたい、こんなことがしたい!とか、願望にも似た夢を追っている! というレベルに留まっているのではないでしょうか。
 また、求めるものも金銭、地位、名誉などの外的報酬を重視する人もあれば、達成感、成長実感、使命感などの内的報酬を大事にする人もいるでしょう。人それぞれ、千差万別ですね。
 一方でこうありたいと思っても、それをどのようにしたら実現できるのだろうかと具体的な手段や方法論が見い出せずにもがいたり、悶々と過ごす時期もあるというのが平均的な人々の姿ではないでしょうか。

 私自身の場合でも、生きる意味・人生の目的は何か?を悶々と考えれどもその姿がはっきり描けるわけでもなく、目指すものが揺れ動いたり、仮にこれだと思ってもそこに至る道がとてつもなく険しく見えて挫折するということがあったように思います。また、当時の会社の幹部にご相談しても、“『人生は不可解なり』といって華厳の滝に身を投げた旧制一高生 藤村操の話をされながら、「自分も良く説明できないんだよ! だけれどそれを問い続け悩むことがその後の人生に取って大事なのだよ!」” と期待した答えにはなっていないけれど多少ヒントになるようなお話を戴いたことはあります。

 さて、私は社員の皆さんを採用決定するに当たってはオーバに聞こえるかも知れませんが、
 「採用」=「皆さんの人生をあずかること」 
であるという気持ちで臨んでいます。いつも念頭にあるのは、 皆さんが輝いて仕事をして欲しい! 充実感・達成感を味わって企業人・社会人として立派に成長して欲しい!! そしてそれらが豊かで幸せな人生に繋がって欲しいと願い続けています。

 『人生は微分と積分だ!?』 と折々お話をしていますが、これは日々自分自身を成長させ、これを持続させて風格のある人へと成長し、豊かな人生を築いて欲しいという思いを比喩的に表現したものです。  微分とは文字通り変化の度合いを示すもので、人生に例えれば『成長』ということになります。また積分とは変化の度合い、すなわち日々の成長を時間軸で集積したもので、人間的価値の総和になります。具体的に言えば技術力であったり、様々な経験値であったり、人間性であったりということになります。地位や経済力なども積分の結果ということになります。
 変化の度合いである日々の『成長』を大きくして、たゆまない努力を持続させて積分値を大きくして欲しいと願っています。立派な風格と人柄を併せ持つ信頼される人へと成長して欲しい! ということを切に願っています。

 少し現実的な話になりますが、「やりたいこと」と「やれること」が一致しないことが多いのが普通ではないでしょうか。「やりたいこと」の幻想にとらわれて挫折を繰り返したり、やがて会社を変わったりする道を選ぶのか、「やれること」をやる、そして「やれること」の幅を広げ、自信を持っていろいろなことにチャレンジし、結局自分はこれがやりたかったと気付き、そしてその分野の専門家になる道があります。世の中の専門家といわれる多くの方々も最初から専門家であった訳ではなく、その分野で研鑽を積み、見識を持ち、能力が秀でた方が専門家と言われるわけです。この方が堅実的であり、幸せに通じる近道だと思います。

 経済的にも社会的にもこれから益々厳しい時代になりますが、そのような時にも強く立派な人生を生き抜いていくためには、人生の積分値である人間力を磨いて、自己の哲学を持ち、たくましく生き抜いて欲しいと願っています。『人生は微分と積分だ !?』。 人生における微分値と積分値が最大になるように日々精進され、皆さんの人生が豊かで幸せなものになるように念じています。 頑張れ!!

2013年2月