社長の思い

『お客様のビジネスに貢献すること以上に優先すべき事項はありません』 ― 働楽グループ全社員の行動目標

 お客様のニーズは今後さらに細分化し複雑化の度を増すことは必至です。これらのニーズに的確にスピード感をもってお応えすることが私たちにとっての最重要課題です。今後の厳しい経済・社会環境の中で我々働楽グループが勝ち抜くためには、グループ各社が結束しトータルパワーを最大化し、一層高めていかなければなりません。
 今後は、4月2日に設立しました働楽ホールディングスが中核となり “グループ全体の経営方針や事業戦略を一元化し、グループ会社間の連携を強化することによってお客様のご期待に力強く対応していくと同時に、管理部門の統合化による経営効率向上”を図って参ります。

 

 ここでお客様のニーズ動向をもう少し分析してみますと、
 ①ニーズは多様化から細分化へ、そしてさらに極致である個別化へと進展、
 ②しかも機能も性能も向上させ、かつコストは抑えて欲しいというように要求が一層複雑化し、
 ③さらに少子高齢化などの社会環境の変化やグローバルな様々な変動要因が需要構造そのものを変化させるという多次元の連立方程式を解くような状況になってきます。

 ①はこれまでの大量生産から多品種少量生産型へ変化することを意味し、よりきめ細かく個別化するということです。個別化へ対応するためにはITの力がもっと必要になるということであり、お客様の業務をよく知り潜在ニーズを読み取る力が決め手になります。②はいわゆる二律背反の問題を解決する能力が求められます。たとえば航空機や車の燃費効率や加速性を向上させるにはボディを軽くする必要があり、辿り着いたのが炭素繊維の開発です。プラスチックは軽いけれども強度がない、これを克服するために東レ、帝人などが長い年月と開発費を投じて「軽くて強い」炭素繊維を開発し、いまや日本メーカが世界市場で圧倒的優位に立っています。世界首位の東レでも“巨額の開発費をつぎ込んでも実用化の見通しが立たない炭素繊維の開発打ち切り”が決定されたが、それでも前田課長(後の社長・会長)は炭素繊維の将来性を信じて粘り強く幹部を説得し、執念を持って技術開発を継続して、今日の世界首位の座を確立しました。先見性と“絶対に解決できる”という自己信頼と執念が鍵になります。③は予め予測できる問題と突然に大きなうねりとなって襲い掛かってくるものとがありますが、近未来とその先がどうなるかの想定問答を繰返し、状況変化に敏感になると同時に素早い意思決定と機敏な行動が試されます。好奇心をもって最先端の技術に触れ試みる努力と組織力を磨くことを忘れてはなりません。

 

 これまで人類の誰もが経験したことのない複雑で困難な状況になっていることを全員が認識し、あわてず、うろたえず、“絶対に解決できる”という信念を持つことが第一のポイントです。闘うべき競争相手はあまたあり、新たな競争環境も次々と生まれてきます。闘う前に自分に負けていては始まりません。まず自分に勝つことがスタートです。
 そして“才能がないといって諦めることなく、業務課題解決に向けて明けても暮れても日々努力し続けること”が第二のポイントです。年間200本を超える安打を何年も積み重ねる人、2000本の安打を積み重ねる人たちの才能とたゆまない努力は尊敬に値します。あの大天才とも思える発明王エジソンは、“1%のひらめきと99%の努力”と努力の大事さを強調しています。
 さらに“問題・課題に対し素直かつ真剣に向き合うこと”が、業務への理解を深め、ひらめきに繋がり、期待以上の成果を出すことになります。このことを象徴する言葉が『お客様のビジネスに貢献し、社会貢献に寄与する』です。これを新生『働楽グループ』全社員の行動目標にして戴きたいのです。

 

 我々働楽グループはまだ小さな存在です、十分に発展・成長のチャンスはあります。『お客様のビジネスに貢献し、社会貢献に寄与する』という顧客第一主義を全うするためにグループ全社員が連帯すれば大きなパワーになります。皆さんの人生が豊かなものになりますように!そして会社もさらに発展しますように!
We are one!!

 
2012年4月