社長の思い

お金よりも 名誉よりも、勇気が大事である

 『財貨を失ったということは、いくらかを失ったことにすぎない。気を取り直して、新たなものを得ればよい。名誉を失ったということは、多くを失ったことだ。名声を獲得すれば、人々が考え直すだろう。勇気を失ったということは、すべてを失ったことだ。生まれてこなかった方が良かっただろう。』 ゲーテ 詩集『温順なクセーニエン』より

 景気動向も深刻な下落状況から昨今、若干ながら上向きに転じつつありますが、従来の受注水準には程遠い状態にあります。景気は“二番底”に陥ることが危惧され、当社も周到な備えが必要です。
 デフレ状態からの脱却も道筋が見えず、物価下落→企業収益低迷→人件費などのコスト削減→消費の落込みの連鎖の中で多くの人々、多くの企業が苦しんでいます。
 長期的には急速な高齢化と少子化、そして人口減少。消費構造の変化とGDPの伸び悩み、そして国・地方が抱える莫大な借金など、暗雲が重く垂れ込めています。

 これらに対する的確な処方箋は為政者さえも誰も描き得ず、企業も生き残りを掛けて様々な死に物狂いの模索を続け、個人も我慢に我慢を重ね、耐え続けています。
 しかし勇気あるもの、志あるものはわずかに降り注ぐ光明を目当てに知恵を絞り、力の限りを尽くして立ち上がらなければなりません。『“大変”とは大きく変わらなければならないこと』であるとも言います。
 残念ながら当社の2009年度業績は大幅な落込みに陥っていますが、2010年度はV字回復を果たし、さらに創業10周年を迎える2012年度を次の10年の成長の起爆の年としたいと考えています。基本計画を練り順次皆さんに提示し、全員参加で成長路線を歩みたいと願っております。

 『勇気を失ったということは、すべてを失ったことだ。生まれてこなかった方が良かっただろう。』とまで述べてゲーテは我々を励ましてくれているのです。“勇気を持て! 元気を出せ!! ”と。
 確かに我々は今、逆境の中にありますが、これらに押し潰されることなく、心を強くし、自らを逞しい人間へと鍛え直したいものです。そして会社も皆さんの人生も実り豊かなものになることを目指して勇気を持って前進しましょう。

2009年12月